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外装箱への表示・捺印・印字 6つの方法

外装箱への表示・捺印・印字は、商品の識別や物流管理、ブランドの認知度向上などに必要不可欠な工程です。外装箱に印字する6つの方法について、それぞれの特徴、メリット、デメリット、お勧めできるユースケースをご紹介します。

1. スタンプ

スタンプは、インクを染み込ませたゴムや金属製の印面を外装箱に押し付けることで印字を行う方法です。

メリット

  • 低コスト
  • 操作が簡単
  • 小ロットの印字に適している

デメリット

  • 手作業のため効率が低い
  • インクの乾燥時間が必要
  • デザインの変更が難しい

スタンプ

2. ローラコーダー

ローラコーダーは、インクを含んだローラーを外装箱に転がすことで印字を行う方法です。

メリット

  • スタンプに比べて効率が高い
  • 比較的低コスト
  • 簡単に操作できる

デメリット

  • インクの乾燥時間が必要
  • 印字の精度が低い
  • 大量生産には不向き

ローラーコーダー

お勧めできるユースケース

中小規模の工場、簡単なロゴやテキストの印字に適しています。例えば、日用品や食品のパッケージなど、デザインがシンプルで大量生産が必要ない場合に適しています。また、倉庫や物流センターでの在庫管理用のラベル印字にも利用されることがあります。

3. ラベル

ラベルは、印刷済みのシールを外装箱に貼り付ける方法です。

メリット

  • 高品質な印字が可能
  • デザインの自由度が高い
  • 簡単に貼り付けられる

デメリット

  • ラベルのコストがかかる
  • ラベル貼り付けの自動化が必要

ラベル

お勧めできるユースケース

高品質な印字が求められる製品、デザインの変更が頻繁にある場合に適しています。具体的には、高級商品のパッケージや、ブランドイメージを強調したい製品に最適です。また、化粧品や医薬品など、詳細な情報を記載する必要がある製品にも適しています。

4. 産業用インクジェットプリンター(CIJ)

CIJは、インクを常に循環させながら高速で噴射し、外装箱に直接印字する方法です。
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メリット

  • 高速印字が可能
  • 非接触で印字できる
  • 多様な素材に対応

デメリット

  • 初期導入コストが高い
  • インクの管理が必要
  • メンテナンスが必要

お勧めできるユースケース

大量生産ライン、高速印字が求められる現場、多様な素材に印字する必要がある場合に適しています。具体的には、飲料や食品の製造ライン、電子機器のパッケージなど、迅速かつ正確な印字が必要な場合に最適です。また、物流業界でのバーコードやQRコードの印字にも利用されています。

5. ドロップオンデマンド式インクジェットプリンター(DOD)

DODは、必要な時に必要な量のインクを噴射して印字する方法です。この方式には、サーマルインクジェット(TIJ)とピエゾ式インクジェットプリンター(PIJ)の2種類があります。

TIJ(サーマルインクジェット):
TIJは、ヒーターを使ってインクを加熱し、気泡を発生させてインクを噴射する方式です。高速で高解像度の印字が可能で、主に小型のプリンターに使用されます。
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PIJ(ピエゾ式インクジェット):
PIJは、ピエゾ素子を使って圧力をかけることでインクを噴射する方式です。インクの種類に制約が少なく、耐久性に優れています。主に産業用の大型プリンターに使用されます。
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メリット

  • 高精度な印字が可能
  • インクの無駄が少ない
  • メンテナンスが容易

デメリット

  • 初期導入コストが高い
  • インクの選択肢が限られる場合がある

お勧めできるユースケース

高精度な印字が求められる製品、インクコストを抑えたい場合、中小規模の生産ラインに適しています。具体的には、医薬品や化粧品のパッケージ、精密機器のラベル印字など、細かい情報を正確に印字する必要がある場合に最適です。また、カスタマイズされた製品や限定版の商品にも適しています。

6. レーザーマーカー

レーザーマーカーは、レーザービームで印字対象物の表面を熱変化させてマーキング(印字、刻印、彫刻)・加工する方法です。
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メリット

  • 非接触で印字できる
  • インク不要でコスト削減
  • 高耐久性の印字が可能

デメリット

  • 初期導入コストが非常に高い
  • 特定の素材にしか対応できない場合がある
  • 専門的な操作が必要

お勧めできるユースケース

高耐久性の印字が求められる製品、長期的なコスト削減を目指す場合、高精度な印字が必要な場合に適しています。具体的には、自動車部品や電子機器の部品、工業製品など、厳しい環境下で使用される製品に最適です。また、偽造防止対策としても有効であり、高いセキュリティが求められる製品にも適しています。

まとめ

外装箱への表示・捺印・印字には、様々な方法があります。それぞれの方法にはメリットとデメリットがあり、使用する場面や目的に応じて最適な方法を選ぶことが重要です。当社では、特に産業用インクジェットプリンター(CIJ)ドロップオンデマンド式インクジェットプリンター(DOD)レーザーマーカーの製品を取り扱っておりますので、ぜひご相談ください。

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