缶や工業用製品の部品など、金属製の印字対象物に賞味期限や使用期限、ロット番号、製造所番号、バーコードなどを印字するにあたって、お客さまからよくお伺いする課題があります。このページでは金属へ産業用インクジェットプリンターでマーキングする際に良くあるお困りごとと、弊社からのソリューションをまとめました。
1.金属部品に印字する前後で切削油や潤滑油、防錆油などが付着する
工業用油が引き起こす問題:
・印字がにじむ / 取れる
・文字検査や2次元コードの読み取りが上手く出来ずエラーになる
弊社からのご提案
耐油インク
(実績例) MEKベース・黒インク、アルコール(エタノール)ベース・黒インク
耐油インクとは食用油や工業用油に優れた耐性を持たせるように開発されたインクで、油が表面に付着している印字対象物に印字しても、インクが良好な接着性を示し、落ちづらく滲みにくい性質を持っています。
※インクの接着性は印字対象物の素材や油の付着程度などによって異なります。
2.文字検査器のフラッシュで金属面が光ってしまう
フラッシュの反射が引き起こす問題::
・印字の読み取りが上手く出来ず、読み取り不良が増える
弊社からのご提案
白インクで加工を施す
(実績例) MEKベース・白インク
ドミノの白インクは、非常に強い接着性と発色性を持ち、金属やプラスチックガラス、磁器のような滑らかな表面にも優れた接着性を示します。このインクは耐水性と耐光性に優れ、転写しにくい性質です。印字素材や周囲環境によりますが、乾燥時間は約1~2秒と速乾性にも優れた性能を発揮します。
フラッシュが反射して文字検査装置が上手く動作しないケースでは、この白インクである加工を施すことで光の反射を防ぎ、コントラストもはっきりさせて読取り精度を向上させます。
3.部品が数100℃もの高温になる
印字対象物の高温化が引き起こす問題:
・インクが蒸発して印字が消える
・インクが変色して視認性が下がる
弊社からのご提案
100℃以上の加熱に強い高温耐熱インク
(実績例) :MEKベース・黒インク、MEKベース・白インク
高温耐熱インクは高温下でもインクが蒸発・変色しづらい性質を持たせるように開発されたインクです。特に印字後に溶接工程や加熱工程があるような工業製品への印字では、数100℃もの高温にも耐えられるインクが求められます。
ドミノの高温耐熱インクは耐久性と耐退色性に優れています。また、インクが乾燥して固まった後も印字剥がれが起こりにくく、優れた低転写性を示します。
4.金属部品の小型化により、打刻(スタンプ)印字に限界を感じている
打刻式(スタンプ式)印字の問題:
・版の小型化に限界があり極小文字が打てない
・接触して印字するので製品に余計な負荷がかかる
弊社からのご提案
連続型/コンティニュアス型 インクジェットプリンタ
(実績例) 産業用インクジェットプリンタ ドミノAシリーズ
小さな文字の印字には、インクを飛ばしてコンベア上を流れる製品に非接触式で印字する産業用インクジェットプリンタをおすすめします。非接触なので打刻式印字のように製品に負荷を掛けることなく印字が可能です。
さらに小さい文字の印字には・・・
産業用インクジェットプリンタ ドミノAシリーズ Pinpoint ~ピンポイント~
極小文字印字用に開発されたピンポイントタイプで印字可能な最小文字サイズは文字高さ 0.8mm。ケーブル・ワイヤー、電子機器、医薬品、自動車部品、化粧品容器などへの極小文字を高品質に印字します。また、ノズルシーリング機能と自動洗浄機能により、極小ノズルでもノズル詰まりによるインク汚れが少なく安定稼動します。
インクジェットプリンタはプリンタ本体の性能だけではなく、印字対象物に対するインク性能も考慮して選ぶ必要があります。詳細はお問合せください。


