ドイツ・ビーデンバッハ社の顔料系産業用インクジェットプリンタ『CS407』は、接着性とコントラストにすぐれた印字が可能な顔料インク向けインクジェットプリンタです。取扱いが難しい顔料インクも安定して稼働し、黒いゴムやタイヤ、ケーブル・ワイヤー等の保護被膜など色の濃い印字対象物への白インク印字や、1000℃までの高熱処理が必要な印字対象物へのマーキングに特に優れた印字性能を発揮します。
印字対象物が黒色など濃い色の場合、CS407の白インクを使用すると鮮明な印字が表現できます。
最適な印字分野
ケーブル＆ワイヤー＆電線
PVC被膜ケーブルだけでなく、従来印字が困難といわれていたPE・PP素材の被覆にも強い接着性を示します。
・PVC、PE、PP素材の被膜に強い接着性と優れたコントラスト
・直径約１mmのケーブルにも小さな文字でくっきりと印字
ゴム製品
・強い接着性
・速乾性
・優れたコントラスト（黒いゴムに白インクで印字など）
・加硫プロセスでも接着性を維持
（例）耐熱黒インクでゴムにマーキング
高温耐熱製品
・電球、セラミック、ガラス、フェライトコア製品などへマーキング
・1000℃まで対応可能
（例）耐熱黒インクで電球に印字
＊注意：高温耐熱インクで金属面に印字する際は、乾燥しても硬化させるため加熱処理（例：350℃で10分）が必要です。
プリンタをスタンバイモードにて停止すると、一定の時間間隔でポンプが作動し、顔料インク特有の沈降を防止します。さらにノズルシーリング機能により、ヘッドを密閉し、ヘッド先端部分を含む全てのインクが循環します。そのためインク詰まりを防止し、始動時の立ち上げがスムーズになります。
ドミノ社独自の自動洗浄機能およびノズルシーリング機能（特許）は、印字不良の原因となるプリントヘッドのインク詰まりやノズル孔周りの汚れを防ぎ、わずらわしいプリントヘッド手洗浄の回数を劇的に減らします。
自動洗浄機能
プリンタ停止時に、ノズル、ガター、ガンボディをメークアップ（インク薄め液） で自動洗浄します。洗浄に使う量も1回10cc程度と少量です。
また、不意の電源切断時も自動でノズルがクローズして自動洗浄が行われるため、インク垂れを起こしません。
ノズルシーリング機能
印字開始・停止の際に、ソレノイドバルブによってノズルを開閉する仕組みです。プリントヘッド内のノズル孔をソレノイドノズルで塞いで外部からの空気を遮断することで、インクが空気と接触して発生するノズル詰まりを解消します。また、印字開始時は一定圧力に達した時点でノズル孔が開くため飛び出すインク流が安定し、帯電電極板や偏向板を汚しません。
ヘッド内を陽圧にして外部からの粉塵や不要な水分の混入を防ぎます。インクが安定稼働し、インクを長期間安定してご利用いただけます。
印字ヘッドの中にヒーターを搭載。インクを一定温度に加熱することでインクの粘度変化を防ぎ、環境温度に影響されずに粘度を一定に保持します。
これにより、寒暖の差が大きい環境や長期運転において、インク粘度不良による印字乱れが起こりづらく、安定して印字します。
EAN 13, BC 39, EAN 128, Code 128, 2/5i, UPC A, POSTNET
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