大文字・段ボール用インクジェットプリンタ『マルチラインMX』は、段ボールやカートンボックスなど吸水性のある素材へ大きな文字やバーコード、ロゴ等を印字する用途に最適なプリンタです。最大印字高さ200mmの高解像度印字を実現します。※この製品には別途X-JETプラスタッチシリーズのコントローラが必要です。
大文字・段ボール用インクジェットプリンタ『マルチラインMX』は、コントローラー『WMS X-JETプラスタッチ』に接続して使用するタイプのプリントヘッドです。
このコントローラー『WMS X-JETプラスタッチ』は３種類の異なるプリントヘッドをどれでも接続でき、最大２台または４台までのプリントヘッドを同時に制御可能です。異なるヘッド種類を混在させて接続することも可能です。
ドイツ・ウェーバーマーキングシステム社製プリントヘッド『マルチラインMX』には、ノズル高さ50mmのプリントヘッドと、ノズル高さ100mmのプリントヘッドの２種類があります。
それぞれを１ヘッドまたは２ヘッドで組み合わせて使用することにより、最大印字高さ
① 50mm
② 100mm
③ 150mm
④ 200mm で文字やロゴなどのグラフィックスやバーコード等を印字/マーキングすることが可能です。
コントローラーには最大２台（X2JETプラスタッチ）または４台（X4JETプラスタッチ）のプリントヘッドを接続することができます。プリントヘッドはそれぞれ独立して異なる印字内容を設定でき、印字開始位置や速度等のパラメータもそれぞれ設定できます。この機能により、以下のアプリケーションが可能です。
1. 同一の段ボール箱への２面印字
2. 同一の段ボール箱への片面２か所印字
3. 異なる２ラインの段ボール箱へ片面印字
また、プリントヘッドとコントローラーの距離は、オプションで25ｍまで延長可能です。
MXシリーズ用のインクは500ml サイズのインクボトルに入っています。大容量のインクサイズなので、頻繁なインク交換が不要です。
また、インク消費量の少ないノズルを採用することで、印字にかかるランニングコストの低減を実現します。
ノズルのメンテナンスであるパージ作業を実施する際に、ノズルから流れ出たインクを自動的に回収する機能があります。
ノズルの最下部にインクの吸い込み口があり、廃液として回収したインクをサービスユニット内のボトルに蓄積します。この機能によりパージ作業の操作性が向上されます。また、ライン稼動中にも定期的に回収用ポンプが作動することにより、振動や異物の付着などで意図せず漏れたインクがコンベアや床に垂れ落ちる危険性が低くなり、現場環境を汚しません。
高速ラインに対して安定した性能を発揮します。
※最大ラインスピードは印字内容や条件により変動します。
１チャネル（＝３ノズル）ごとの制御になるため、印字が少し粗くなります。
印字の美しさにはそれほどこだわらないが早い生産ラインで印字したい、といったケースに適したインクジェットプリンターです。
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