この季節になると、『インクジェットプリンタが不安定になり印字不良がよく起こる』、『起動に時間がかかる』 というお話をお聞きします。
よくある冬場のインクジェットプリンタのお困りごと
■ 朝、プリンタがなかなか立ち上がらない。
■インク粘度が安定しないため、印字乱れが起こる。
■寒暖の差が大きい環境や長期運転において、安定性に欠ける。
■粘度管理システムがうまく作動せず、インクが薄まりすぎる。結果、印字できなくなる。
寒いときに印字不良が起こるしくみ
産業用インクジェットプリンタは、寒さによって固くなってしまったインクに、粘度計で計測しながらメークアップ(薄め液)を少しずつ加えていくことでインク粘度を適正値に戻します。
この間に工場の室温が上がってくると、インクの温度も上がるため、寒さで固くなっていたインク粘度が自然に下がります。しかし、寒いときに追加したメークアップ(薄め液)が既に入っている状態なので、今度は粘度が下がり過ぎてしまいます。
メークアップ(薄め液)をインクに投入するのは簡単ですが、抜くことはできません。 そこでまたインクを追加するのですが…。これでは粘度が適正値になるまでとても時間がかかります。 また、インク粘度が不安定な状態なので、印字不良が発生します。
ドミノの場合は、ヒーター機能によって、インクを温めながら温度も測り、メークアップ(薄め液)を追加します。 これにより少ないメークアップの投入で、短時間での粘度の適正化・安定化が可能なのです。
しかも、プリンタ本体も、内部スペースに余裕がある設計なので周辺温度の変化の影響を受けにくく、 安定して稼働します。
寒い朝なかなかインクジェットプリンタが起動しなかったり、印字乱れが発生している等でお困りでしたら、ぜひお気軽にご相談ください。印字サンプルの作成も無料にて承っております。お客さまのご要望に合わせた印字・加工が可能です。